Q 判例でも直接雇用が主だった時代があったが最近はどうか?
A 裁判官の意識も変わってきている。中立的立場である裁判官ではあるが、最近の規制改革会議の内容(労働の大幅規制緩和)などが政府の立場であるとすると、その内容にあえて背くという関係ではいられないと、(裁判官は)考えるようになるだろう。
Q 派遣労働者の非合法低賃金労働は、全体としてみれば経営にマイナスであると考える企業はないのか?
A 実際に派遣労働者を正規雇用にまで引き上げる企業もある。こういった会社は低賃金による弊害として。仕事の質の低下を見抜くことができる優良な企業といえる。
Q 横領事件をきっかけとして、派遣労働者を正規雇用へ登用した某銀行があったが、このようなことは、経営者側が、正規雇用と非正規雇用の間には能力の差がないと考えているからであると思うか?
A 確かにそうだと思うが、やはりコスト意識があることは事実。
Q 当事者たちの行動はどうなっているのか?
A 少なからず情報を集め、改善運動に参加する者も多い。また新しい形の非正規雇用者も増えているので、これらの者も含めてサポートし、社会運動化することも必要であると考える。現状を改善するための考えとしては現在、既得権益のスクラップアンドビルド方法と、非正規雇用者の底上げ、という考え方があると思うが、今は両方の間を漂流しているのではないか。